- 2010.12.28
- 旧ブログ
本日ハ晴天ナリ
朝の冷たく澄んだ空気の中、あちらこちらで氷を見かけるようになりました。
甲府盆地を囲む山々も日によっては薄っすらと白く雪化粧をしています。
一歩外に出ただけで汗が噴出すような記録的な猛暑も
いつになく短く感じられた秋も、もうすでに遠いことのようです。
今年も残すところあと僅かになりました。
県外に暮らす友人からよく「山梨の空って綺麗だよね」と言われます。
そう言われてもあまりピンとこなかったのですがここ最近は
よく空を眺めて「確かに綺麗だな」と実感しています。
思い起こせば、まだ自分が高校生だった頃。
多くの若者と同じように東京の生活に憧れていた自分は
山梨の空を見上げることもなく、自分の住む街を取り囲む
山の後ろに広がる空ばかり見ていたように思います。
東京で暮らすようになってからは今度は逆に山梨の方に向かって
やはり同じく山越しに空を眺めていました。
故郷を離れ山梨に住む外国人たちはどんな空を眺めているのでしょうか?
甲府盆地を囲む山の彼方に、日本を囲む海の彼方に
どんな想いを馳せているのでしょうか?
この一年の間にこんなことがあった、あんなことがあったと
遠いどこかに想いを馳せながら考えるのもきっと大事なことだと思います。
ただ、気持ちが切り替わったら是非、山梨の空を見上げてください。
私達が暮らす山梨。その真上には雲ひとつない晴天の青空が広がっています。
見る角度を変えただけで何も視界を遮るもののない空になります。
この空の下に、もうすぐ訪れる新しい年を
今まで知り合った人だけではなく、これから知り合う人と共に
明るく楽しく逞しく歩んで行きたいと心から願っています。
今年も大変お世話になりました。
よいお年をお迎えください。