- 2011.01.21
- 旧ブログ
人が好き
どうしてこの仕事をやっているの?
と聞かれるといつの頃からか「人が好きなんです」と答えるようになっていた私。
若い頃、仕事は私にとってゲームでしかなく、
クライアントもスタッフも皆ゲームを盛り上げる登場人物。
数字を上げることが最上の喜びでした。
なので、何かにぶつかったり障害に直面してもどうにか割り切って乗り越えてきたように思います。
それをずっと「仕事好き」だと思ってやってきたのですが、
大きな会社の看板も、コネクションもなくなり、
直面する問題は更にややこしく、次から次にもうだめだと思うような難題が襲い掛かり、
投げ出したくなったり、逃げ出したくなることも一度や二度ではなくなった時を経て、
本当に好きなのは仕事じゃなくて「人」なんだと思えるようになりました。
スタッフは仕事をしてくれる「商品」という見方もありますが、
思い通りに動いてはくれない「人」なんです。
当たり前ですが・・・
外国人相手ともなればコミュニケーションに関しても、文化的バックグラウンドに関しても
スタッフと私の間には乗り越えられない深い河が横たわっています。
信じているはずが期待通りの結果にはならなかったり、
悲しい気持ちになることや、心が折れそうになることもありますが、
それでも私は「人」が好きなんです。
時々うっとうしく感じるところも、意外な時に恋しくなるところも、
全部全部ひっくるめて「人」が好きなんです。
起業してアンサーノックスという箱だけは作りましたが、
これを続けていくことが出来るかどうかは私の力によるところも、
社会に認められる仕事が出来ているのかどうか、つまり社会に必要とされているかどうかにも
よるところだと思います。
この先もこの会社を続けていくことができるように、
重いほどぎっしり詰まった箱に出来るように、
方向を定めて頑張っていかなければいけないと思います。