株式会社アンサーノックス

2011.03.04
旧ブログ

私って何人(ナニジン)?

すずでございます。
アンサーノックスで稼働中のスタッフが
先日来社してくれたときのお話です。

Kさんは、去年の夏から働いてくれているスタッフで、
とても感じが良く、日本の文化も良く理解している日系ブラジル人です。
2世なので、父母は日本人でブラジルで育った時も家庭内では日本語で
会話をしていたんです、と話してくれました。

そんな世間話をしていると、Kさんから気になる話が出ました。

私は、ブラジルにいると「日系人!」と言われ、
日本にいれば「ブラジル人!」といわれる。
複雑に思うのよね、と。

聞いている私も複雑でした。
確かに両親は日本人で、だけど生まれ育ったのはブラジルで、
どちらにいても自分は外国人といわれてしまう。

Kさんにどっちだと思う?と聞いてみると、
「ブラジルかなぁ」
生まれ育ったところがブラジルだったからなのか、
違う意味で日本よりもブラジルなのか、
本当の理由は聞けなかったですが、
「日本人でいたい」という声を聞きたかったなと少し思ってしまいました。

日本人が一番だ、という意味では決してなくて、
肌の色や目の色や言葉や国籍は関係なく、ここ日本が住みやすくて、
胸を張って祖国だとアイデンティティを持ってもらえる場所で
ありたいと思ったからです。

そのために今、”多文化共生”という目標を持って、
日本人外国人関係なく、すべての人間が協力して生活していけるような
社会を作っていく必要があるんだと思います。
アンサーノックスが希望のきっかけになればいい、そう強く思いました。