株式会社アンサーノックス

2011.09.22
旧ブログ

インカ人は2メートル?

インカ帝国のお話です。
インカ帝国とは、昔南米にあったすごい国。
程度の知識しかない私ですが、ペルーの友人から興味深い話を聞きました。

「なぜインカが滅びたか」

の話をすると、皆それぞれ熱く語ってくれます。
スペインに征服されかけていた時のお話です。

「王様は誘拐されて、閉じ込められた洞窟1杯分の金と2杯分の銀を
差し出すとスペイン人に約束した。
王様は本当に渡したのに、スペイン人は嘘をついた。」
「インカ人は騙されたんだ」

決してうらみがましいとかではなく、
歴史の一つとして、自国でおこった遥か昔むかーしのお話として聞かせてくれます。

その時には

「インカ人の身長は2メートルくらいあったのに」とか、
「200人に満たないスペイン人だったのに、10万近くいたインカ人は負けたんだ」
「インカ人はいい人すぎたんだ」

なんて言うびっくり話しも飛び出します。

日本の観光客にも人気の世界遺産マチュピチュがある街クスコは
インカ時代の首都だったと聞きます。
マチュピチュや地上絵を作ったという印象がとても強いのですが、黄金の街としても有名です。
かつてインカは黄金郷と呼ばれており、そのインカでは金は「太陽の涙」とされていたそうです。
うわ、詩的!
そういえば、インカ帝国の国の標語は

Ama llulla. Ama suwa. Ama qella.
ケチュア語で 嘘を付くな。盗むな。怠けるな。

だそうです。今でも十分通用するシンプルだけど大切なことです。
やっぱりすごいな、インカ帝国。想像は膨らみます。
いつかきっとペルーの都市を回ってみたいと新たに決意しました。