- 2012.08.20
- 旧ブログ
Ramadan(ラマダン)
ラマダンとはイスラム教の暦で「第9番目の月」(9月みたいなこと?)とのこと。
ラマダンと言えば「断食」と思っていた私ですが、ちょっと違うようです。
この第9月の日の出から日没まで飲食を一切しない・・・ということのようです。
山梨県在住のイスラム教徒の数は多くないのですが、
中東や北アフリカ出身のスタッフも
少数ながらいて、時々お話を聞かせてくれます。
今回、モロッコへ帰省していたAさんが,
ラマダン中に食べるというお菓子を食べさせて下さいました。
「えー、ラマダンと言えば断食なのに、ラマダン中に食べるお菓子があるの?」
と思ったのですが、どうやら、完全断食は日の出から日没までのみ。
なので、この期間のイスラム教徒の方は皆さん夜型になることが多いとのことです。
ってことは、夜中起きていて、太陽が出ているうちは寝ている・・・!!??
とは言え、完全逆転というわけにも行かず、
昼は飲まず食わずで我慢しなければいけないそうです。
で、体力を補う意味でも甘いお菓子は欠かせないものらしく、
そのお菓子が今回のラマダン用のお菓子・・・ということなのですね。
水の一杯も飲めないのはさぞかしつらいことだと思うのですが、
だからこそありがたみもわかるというもの。
断食ってなんだか怖いイメージがありましたが、なるほど興味深い。
ハリウッドタイプのファスティングも日本ではメジャーですが、
ホンモノの断食を学ぶというのもアリですね。
最後になりましたが、こちらがそのお菓子。
残念ながら発音が難しくて今回お菓子の名前を書くことはできません。
小麦粉とナッツとジンジャーにはちみつをトッピングした可愛らしいこのお菓子、
Aさんのお母様の手作りだそうです。
「ラマダンのお菓子」というととっても遠いモノのような気がしたのですが、
めっちゃ美味しいお菓子でした!
日本人にも人気が出ること間違いなし!
そうめったにある機会じゃないと思いますが、もしも遭遇したら是非食べてみて下さい!