株式会社アンサーノックス

2009.07.08
旧ブログ

派遣会社というもの

派遣会社というとあまり良い印象のない今日この頃ですが、
例えば1000円の仕事があったとしたら、誰がやっても単価は
1000円であるべきだと思います。
そこに派遣会社が介在することで800円の仕事になってしまうのなら、
それはピンハネ屋と言われても仕方がないと思います。
支給時給が1000円の仕事であれば、派遣会社が介在することで
派遣先にメリットを感じてもらい、1300円、1400円を請求するのが
派遣会社の本来の姿だと思います。

そう思って仕事をしてきたのですが、4月に事業を開始したアンサーノックスでは、
取引開始の条件にどうしても請求単価を下げる要求をされてしまいます。
そこで値引きせざるを得ないのは相手のせいではなく、私の営業力不足なわけですが、
背に腹は代えられず、同じ単価であるべき仕事をアンサーノックスのスタッフにだけは
他社よりも50円安い単価で引き受けなければいけない事態になってしまいました。

請求単価がギリギリの金額なので、仕事を引き受けてくれるスタッフに
他社と同じ時給を支給すると、会社は厳しい状態になってしまいます。
経営的にみれば、そんな仕事を引き受けるべきではないのかもしれませんが、
一点突破全面展開に賭けて、ここはどうしても我慢しなければなりません。
かと言って、赤字にするわけには行かず、悩んだ結果、スタッフへの支給時給を他社よりも
50円下げるという決断をしました。

今回の仕事を引き受けてくれた3人には他社よりも支給時給が低いことを正直にお話しました。

「アンサーノックスの仕事なら時給がいくらでも引き受ける」
「会社の利益にならないなら、私の時給を800円、700円にしてもらって構わない」
「時給を聞いて引き受けるかどうかなんて考えてない、紹介してもらえるだけでありがたい」
「あなたに神様のご加護がたくさんありますように」

自分の力のなさに申し訳ない思いです。
そんな私を応援し、寛大に受け入れてくれる周りのすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。

これから私がすべきこと、しなければならないことはたくさんあります。
信頼に応える義務もあります。

「自分が何者かは能力によって決まるのではなく、その選択によって決まる」

今回はその言葉を信じて、今私に出来ることを考え実行しようと思います。