株式会社アンサーノックス

2010.11.12
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ブラジルのじゃんけん

ブラジルのじゃんけんはとても難しいです。

ブラジル人とじゃんけんしようとすると一筋縄では行きません。
正確には「じゃんけんのようなモノ」であって、じゃんけんとはちょっと違うモノです。
名前は「Par ou Impar」(パー オウ インパー)といいます。
Parは偶数のことで、ouは英語のorに相当し、Imparは奇数のことです。
「偶数か奇数か」というゲームなのですが、
やり方としては、最初に偶数か奇数を宣言して
「Par ou Impar」の掛け声で好きな数だけ指を出します。
大抵はジャンケンと同じく片手ですが、ゲッツの要領で両手を出すパターンもアリだそうです。
場の合計数が偶数か奇数かによって宣言した人の勝ちというゲームです。
私はこのゲームを何回やっても慣れなくて、
出来そこないのジャンケン状態になってしまうのですが、
ブラジル人はすごい勢いでこのゲームを展開することができます。
すごい。
3回目くらいからすでに付いていけなくなる私はなんとも情けない。
そもそも戦っているのに自分が勝ったのか負けたのか判断がつかない・・・。

ですが、日本にもこれと同じようなゲームがありますよね。
親指の動かせるグーの状態にして両手を出し、「せーの」で親指を立てるかそのままにして、
場の親指の合計数が自分のいう数字とあっているかどうかで、
勝敗が決まるというアレです。
このゲームの名前はなんだっけ?と聞いたところ、
「いっせーの」「ちっちのち」「せっさん」「指スマ」と、いろいろな名称が出てきて驚きました。
これは自分の宣言する数字と同じかどうかが勝敗のポイントなので数えるのも簡単ですが、
「Par ou Impar」の場合には自分が偶数と言ったか奇数と言ったか、場の数が偶数か奇数か・・・
というのはとっさに出てこないもので、戸惑ってしまいます。

勝ちたいな、Par ou Impar!!

せこれが”せっさん”だ!