株式会社アンサーノックス

2011.06.10
旧ブログ

結局は最後にどうするかということ

すずでございます。
今年に入ってすぐのことだったのですが、
アンサーノックスで、お仕事を紹介したブラジル男性がいました。
彼はとても慎重で、入念に細かいところもきちんと確認する真面目な方でした。
仕事を初めて1週間・・・2週間目に入った頃でしょうか。
クライアント都合の棚卸や資材不足等という理由で、数日休んでほしいという提案がありました。

彼は数日でも休むことは出来ないと言いました。
あとから聞いた話では、
お父さんは病気で入院しなければいけないからお金が必要だ。
だから、時給が高くて、残業もいっぱいの会社に行こうと思った、ということでした。

説得もしましたが、生活が大事です。
彼は他の仕事へ行ってしまいました。

ですが、何度も何度も電話をもらい、本当にごめんなさい、というのです。
最初で最後のお給料の振込が終わった後も、
この前は本当にごめんなさい、紹介してくれてありがとう。
カオリさんにもせっかく紹介してくれたのに、
ごめんなさいと言ってください、ありがとうございました、と。

やっぱり人ですから、他の仕事を見つけてしまった時は、
なんで行ってしまったのか、もう少し早く理由を話してくれていたらと考えてしまうのですが、
結局は最後にどんな言葉が待っているのかなんだと思います。

終わりよければすべて良し!

という言葉もありますが、すべてが当てはまる訳ではないと思いますが、
最後に言葉があるかないかで、こんなにも感情が動かされるものなのかと勉強になりました。

私は、まだまだ最後に出る言葉は少ないのかもしれないですが、
同じように最後には良い言葉を伝えられるようになりたいと思いました。