株式会社アンサーノックス

2011.06.15
旧ブログ

プディングの味は食べてみないとわからない

今からもう四半世紀も前のことになります、
高校の入学式で校長先生が一番最初に私たち入学生に送ってくれた言葉です。
真面目に先生の話を聞かなかった私も、さすがに入学式くらいは少しの緊張と共に
先生の話を聞いていて、いきなりプリンの話から始まったことがとても印象的で、
以来四半世紀もの間、ことあるごとにこの言葉を思い出しています。
ご存知の方も多くいらっしゃると思うのですが、
この言葉は日本語で言うところの「論より証拠」に該当することわざなのですが、
当時の私には新鮮で、たった今高校生になって入学式に出席している自分が、
少し大人になったような気分にさせてくれる校長先生のお話でした。

四半世紀後の今、「論より証拠」という意味だと理解してはいるのですが、
そもそもそれって、『見た目で判断したら損をする』という意味でも良いのでしょうか。
というのも、食べたことがあるからこそ大好きなプリンだけど、
ブルブルした見た目は本当に美味しそうなのか?茶碗蒸しの姿で実は甘いってどう?とか、
「す」が出来ていたり、ブヨブヨ、ブルンブルン、デロンデロンとしていたりするけれど、
食べてみればプリンは美味しいんだよ・・・
その解釈で合っているのかどうか・・・この言葉を聞くたびに25年に渡って
堂々巡りの考えを脳内展開してしまう私。

それでも25年もの長い間、
私に考えるきっかけや時間を与えて下さった校長先生に感謝しています。
そんな影響をアンサーノックスから発信することが出来たらよいな、とも思います。

The proof of the pudding is in the eating.