株式会社アンサーノックス

2011.10.28
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クイの丸焼きはペルー名物

クイとはペルーではモルモットのことを指します。
モルモット

あのフジモリ大統領の娘、ケイコ・フジモリさんが
出馬して話題となったペルーの大統領選挙の折りにも、
このクイをマスコットにした候補者がいたほど、ペルーではメジャーな動物。

どうメジャーなのか。
もちろん食用です。
ペルー人に「一番美味しいペルー料理って何?」と尋ねると、
数ある美味しい料理の中から、「クイ!」と答えが返ってくることが多くあります。

確かに日本ではかわいいモルモットですが、場所が変われば食生活も文化も変わります。
高地においてはとても貴重なたんぱく源だそうです。
クイはペルーの家庭の台所・・・日本の昔の家の土間のようなところで飼われており、
残飯を餌とすることで、掃除の手間は省け、餌代は節約され、勝手に増えて行き、
今日はごちそう!という日にはクイを焼いて食べるのだそうです。

ペルーの土間で飼われています

とはいえ、都市部では冷凍のクイを買ったり、お店で食べることが多いとのことですが、
このクイの丸焼き、ちょっとグロテスクながら、皮がパリパリとしていてとても美味しいのだとか。
肝心の身の部分は少なく、骨も多く決して食べやすいものではないという話ですが、
それでも「美味しい!」ってスゴイ。

日本で食べることは出来ないようですが、
ペルーに行ったら一度は食べてみたい!と思える料理「クイ」。
是非この機会に覚えておいて下さい。

こちらが丸焼き!

と、先日ペルー人が
「この前ペットショップにクイがいたよ、1匹3000円で高かった~、でも美味しそうだったよ」
ダメダメ、それは食用じゃないよ!
というオチで締めたいと思います。

とても可愛いのに・・・