株式会社アンサーノックス

2012.02.03
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ブラジルと中国と日本

先日ブラジル人と中国人と私とで話していた時のことです。
中国人のTさんが以前、会社の同僚から大阪旅行のお土産にカップラーメンを頂いて、
意味がわからなかったということをお話してくれました。

日本の東西で好まれる味が違うため、東日本と西日本では同じカップラーメンでも
味が違うんですよ、という話をしました。
詳しくはこちら

すると、なるほどぉ~という声があがったのと同時に、ブラジル人からは
「中国やブラジルくらい国土が広ければ味が違うのはわかるけど、日本は・・・狭いでしょ?
(なんだか遠慮がちに顔色を伺いながら聞いてくれました)なのに、違うですか?」
やっぱり驚いているようです。

確かに日本の国土の23倍と言われるブラジル、25倍と言われる中国からすると、
一つの地方より小さいくらいかもしれません。
でも違うんですよね。
するとブラジル人が、
「沖縄のおじいちゃんと話した時には一言もわからなかった」
中国人が
「東北に行った時にも大阪に行った時にも難しかった」
そうなんです!
日本は国土が狭いかもしれないけど、バラエティに溢れた文化を持っているんです!

そういえば、誰かが言っていました。
多文化共生は江戸時代と似ていると。
江戸時代、徳川幕府が開かれて地方の武士が江戸に集まると、
言葉も食べ物も習慣もまるで違っていて、
だけどそれを乗り越えて日本は更に進化したのだと。

そういえば、子供のころ東京から山梨に転校してきた私のあだ名は「東京人」。
東京人や九州人や大阪人が集まって、日本を作ってきたのだから、
ブラジル人や中国人が集まって、新しい地元を作るのもやっぱり絶対アリだよね。
そんなことを思った出来事でした。