- 2012.07.13
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パワースポット ハ ナニデスカ?
最近立て続けに外国人の方とパワースポットの話になりました。
パワースポットという言葉の意味がわからないようで、ナニノイミデスカ?と聞かれました。
「ソノバショニイクト スーパーサイヤジン ミタイニ ナルトイウコト?」とも。
うーん、多分似てるけど・・・いやー、多分違うね。
山梨に多い外国人であるブラジル人の母語はポルトガル語です。
ポルトガル語は英語とは単語自体全然違います。
フランス語やスペイン語に近いと言えば、
ポルトガル語を聞いたことがなくてもイメージが沸くでしょうか。
英語教育を受けた我々日本人としては、外国人には英語で話す!と思いがちなのですが、
全く通じず戸惑うことと思います。
それでも出島時代から日本に根付くポルトガル語は
実は英語よりも日本の文化に深く浸透しており、
生活にすっかりなじんで分からなくなっている!という事実に驚く人もいることでしょう。
有名どころである、
カルタ(トランプを含めたカード・・・名刺やハガキもカルタと呼びます)
テンプラ(テンペラール・・・味付けをするの意、ただし、これを語源とするかは諸説あるようです)
シャボン(サボン・・・石鹸)
びいどろ(ビードロ・・・ガラスのこと)
合羽(カッパ・・・カバーのことですが、雨合羽はこれから来たんですね)
釦(ボタン・・・留め具・スイッチ、我々の解釈と全く同じです)
煙草(タバコ・・・元はハーブという説も・・・)
金平糖(コンフェイト・・・砂糖菓子、例えばM&Mのようなものも含むようです)
ぼうろ(ボーロ・・・ケーキのことを指しますが、日本ではタマゴとついたり、田舎菓子だったり)
パン(パオ・・・まさかの刺客。これもポルトガル語発生とは!)
パンがポルトガル語だったとはびっくりしました。
が、今回一番驚いたのは・・・
「ピンからキリまで」
ピンは点を指すようで、一を表し、ブラジルでは身近ではホクロのことをピンタと呼ぶそうです。
キリはキリストの十字架(クロス)を表したものがなまり、
十を指す言葉としてキリとなり残ったという説が有力だそうです。
ドン・キホーテを書いたセルバンテスは「甘美な言語」と現したそうです。
私は英語に続きポルトガル語までもグラマーが全くダメなのですが、
一度はきちんと勉強したいと思うのでした。