株式会社アンサーノックス

2012.09.12
旧ブログ

労働力としてのサル

yasさんからの投稿です。

住んでいるところが山の中なので色々な野生動物と生活圏が重なっています。
特に今朝などは早朝から屋根の上を走り回るサルの足音で目が覚めました。
野営地ともいえるような場所が敷地内にあるのでどうしてもこうなってしまいます。

当然農作物はなにも作れません。
それどころか今年は池に植えた睡蓮や蓮を引きちぎられてしまいました。
今朝は近くで田んぼをやっている人にロケット花火で追い立てられ、
結局すべてうちで引き受けることになりました。
わずかばかり残っていたなけなしの栗もほとんど食べつくされました。
もう少し待っていれば熟して美味しく食べられるのに。
このあたりがサルのサルたる所以で。

いつも思うのですがサルには農耕は無理なのでしょうか?
「動物園のサルはいつになったら人間になるの?」と子供に聞かれたことがありますが、
本当に人間になって働いてくれたらどんなにいいだろうかと思います。
限界集落を始め日本の農村が現在かかえる問題はすべて解決するように思うのですが。

いうまでもなく野生動物であるサルの本来の生き方は人間風にいえば採集生活。
それが略奪中心の盗賊のような状況にあることが問題です。
本当に畑を手伝ってくれるなら収穫物折半でも惜しくはないです。

本来の生き方を見失った生き物は自滅の道を歩むことになります。
人間は神から与えられた罰として労働の義務を負うことになったといいます。
略奪者となったサルと同じように労働することのない人間。実は結構いるものです。
もちろんどちらも自覚はありませんが。