株式会社アンサーノックス

2010.03.26
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久しぶりのブラジル家庭料理

Mauricioさんにご招待を受けて、casa dos Yabiko(ヤビコさんの家)にお邪魔してきました。
私のリクエストを聞いて下さるという涎の出るお話。
アレも食べたい、コレも食べたいと悩んだ私がリクエストしたのは
パルミットのサラダとエンホラジーニョ。
パルミットのエンパナーダやハバダやプリンも頭に浮かんで、かなりの時間悩んでしまいました。

そして当日、食卓には美味しそうなフェジョアーダが!
フェジョアーダ

もちろんフェジョアーダにはファロッファとヴィナグレッチ(Vinagreti)を沢山かけて頂きます。
ファロッファはキャッサバ(タピオカの原料になる芋の一種)のふりかけのことです。
シュハスコ(お肉)やフェジョン等、何にでもかけて頂きます。
何も入らないタイプのファロッファから、
ソーセージやベーコンや唐辛子を入れて炒ったタイプまで色々な種類があるそうです。
この日のファロッファにはケール(コーヴィ)も入っていたのですが、
青汁から想像するような苦さは全然なく、とても美味しいファロッファでした。
ヴィナグレッチはお酢の中にトマト、タマネギ、オリーブやキュウリなどの入ったソースのことで、
ヴィナグレッチがあればシュハスコは3倍食べられる程、欠かせないものです。
トマト、タマネギ、以外は各家庭の腕の見せどころのようで、
色々なタイプのヴィナグレッチがあります。
この日のヴィナグレッチはフェジョンのスープを混ぜたタイプ!
少し辛みのあるソースはフェジョンとファロッファ、油ごはんと混ぜるといい感じにスパイスとなって、
またしても食べ過ぎてしまいました。

ファロッファ  ヴィナグレッチ

ブラジル風セビーチェ
ブラジル風も負けてません!

セビーチェはペルーの代表料理ですが、
マウリシオさん、マウロさんのオリジナルセビーチェも最高です。

そして、私の大好きなパルミット。
ヤシの新芽のサラダです。
たけのこに似た食感ですが、柔らかくクセがありません。

パルミットノサラダ

これ以外にも食卓にはロンボ(豚肉)やピッカーニャ(牛肉)、
ごはんやパンなどが溢れかえっていたのですが、
食事が終わってからブラジルコーヒーとフルーツを頂いて一息ついた後に、
マウリシオさんがエンホラジーニョを作ってくれました!

エンホラジーニョ

以前に紹介したことのあるエンホラジーニョですが、
パステルの生地(マッサ)にポテトコロッケの中身のような具を入れて、
写真のような形に成型して揚げたものです。
パステルのマッサはパイとも違う食感で、マクドナルドさんのアップルパイの生地に似ています。
チーズやハム、挽き肉等色々な物を包んで揚げるのがパステルですが、
エンホラジーニョとの違いは形以外にどこにあるのかいまいち理解できていません。

理屈はわからずとも、この味は理解できます!
エンホラジーニョの中にはポテトと挽き肉、チーズ、タケノコのクリームと、
自分のお腹の限界を恨む程です。

ヤビコ家の皆さん、本当にごちそうさまでした!