- 2010.09.14
- 旧ブログ
空の色
今日は天気予報のとおりやっと涼しくなりましたね。
気持ちいい快晴、なのに昨日までとは日差しの強さも風の温度も
真夏とはなにかが違う「晩夏」を始めて実感した一日でした。
毎年この季節になると思い出す曲があります。
松任谷由実(日本の有名ミュージシャン)が1976年に発表した
その名もズバリ「晩夏」という曲です。
彼女の楽曲はまるで絵を眺めているように情景を思い描ける
美しい日本語の歌詞が特徴ですが、この曲の中にはたくさんの
空の色が出てきます。
空色(SORAIRO) は 水色(MIZUIRO) に
茜(AKANE) は 紅(KURENAI) に
藍色(AIIRO) は 群青(GUNJO) に
薄暮(HAKUBO) は 紫(MURASAKI) に
さて、みなさんはこれらの色を思い浮かべることが出来ますか?
もちろん出来る!いう方は、絵の具の色としての水色や群青ではなく
空の色として誰かに言葉で伝えることが出来ますか?
私はこの曲を聴くたびに「日本語って難しいなあ」と思うのと同時に
「なんて日本語って美しいのだろう」と実感しています。
暑かった夏も、ある日を境にして一気に秋になっていきます。
その短い季節はこの曲に描かれているような
美しい空が見られる季節でもあります。
一日の仕事を終えて家路につく時。
気合を入れて夜勤の仕事に向かう時。
ちょっと空を見上げてみましょう。
もしかしたら「難しい」と思っていたことが
「美しい」に変わるかもしれませんよ。
MORI cozy-e