- 2011.02.24
- 旧ブログ
フルサト
先日の記事で自分もやっと山梨県民になってきた気がすると書きました。
山梨県に生まれ育ち、本籍も山梨ですので県外で暮らしていた時期も含め
これまで何度も山梨県民であることを意識したり実感してきました。
そもそも半年前には住民票も移し正真正銘の山梨県民になっているのに
なぜ今更そんな風に感じたのか不思議です。
話は変わりますが先週末は東京にいました。
山梨に戻ってからも事情があり月に1度程度上京しているのですが
数時間で済む用事なので特に予定がない時はいつも日帰りです。
最初の頃は、いつでも泊まっていいと言ってくれる友達もいるので
せっかく上京したのなら山梨では公開されていない映画を観たり
美術館に行くつもりだったのが結局まだ一度も実現していません。
実現できずにいる最大の理由は「間が持たない」ということです。
町内の祭りや行事の手伝いに借り出されるくらい「地元」のように
過ごしてきた町なのに既に自分の住んでいたアパートはなく
次の予定までの数時間をどう過ごしていいのか戸惑ってしまうのです。
ぶらぶら歩いていればかなりの確率で知り合いに会うような町なのに
ああ、もう自分はここの住人ではないんだなと少し淋しい気持ちになります。
日本語で「故郷」とは生まれ育った場所のことです。
その「故郷」を英語にすると「Home Town」になります。
「Home Town」には日本語と同じ生まれ育った場所という意味と
現在の生活の拠点となっている場所という意味があります。
やっと山梨県民になってきたと感じたあの気持ちは
自分の Home Town が 東京ではなく山梨に移ったことに
なんとなく気付いたからこそ浮かんできたのかもしれません。
出身地、国籍、年齢、職業
共通点が何も無い他人であっても
私達は同じ Home Town に暮らしている仲間であることを
忘れずに生活したいと思います。
今日のブログのタイトルの意味は コチラ
MORI cozy-e