株式会社アンサーノックス

2011.05.13
旧ブログ

ナンデ ジブン シンジテナイ?!

ブラジル人、日本人取り混ぜて友人たちとみんなでファミリーレストランに出かけた時のことです。
ドリンクバーをオーダーし、てんでに取りに行ったのですが、
Jさんがちょっと怒ったような困ったような悲しいような顔をして戻ってきました。

「ナンデ ジブン シンジテナイ?!」

ちょっとおかしな日本語ですが、
「なんで自分(の言ってること)を信じてくれないの?」
という意味です。
どうしたのか訳を聞いてみると、
ドリンクバーのオレンジジュースが終わってしまい出てこなくなったので、店員さんに
「オレンジジュース ハ オワッタデス」
と、教えたのですが店員さんから返事はなく、
訝しげにJさんを見て、無言でオレンジジュースのマシンを確認し、
無言でバックヤードに帰っていたそうです。

Jさんの日本語は完ぺきとは言えませんが、
オレンジジュースのマシンを確認したことからも、
店員さんがなんとなくJさんの話を理解したと推察できます。
なのに、普通に日本人に接するように接してもらえなかったことが、
怒りであり、困惑であり、悲しみになったようです。

ここで悲しい思い出を思い出してしまいました。

よくあること、と言ってしまえばそれまでですが、
日本の社会で生活していく上で外国人ががっかりすることが1回分でも減ったら嬉しいし、
減らす努力をしていきたいと思います。
と、同時に、Jさんにも日本で必要なコミュニケーションを覚えてもらい、
気持ちよく生活できるようになってもらえたらと思っています。
そのために何ができるのか?
彼らは誰の話なら聞いてくれるのか?
彼らはどんな話なら聞いてくれるのか?
どう話したら効果的なのか?
まだまだ立ち止りそうになりながら自分の信じた道を進んでいこうと思います。