株式会社アンサーノックス

2009.10.05
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オリンピック開催地

2016年のオリンピック開催地がブラジルのリオデジャネイロに決まりました。
2014年のサッカーワールドカップの開催と共に、現地は盛り上がりそうですね。

東京での開催を希望している人が45%しかいない・・・
というのが大きなマイナス要因だと、以前から指摘されていましたが、
日本国内において、東京オリンピックの開催に関するニュース自体、
それほど熱心に取り上げられていなかったように思うのは私だけでしょうか。
ブラジルの番組で、オリンピック開催地に関するニュースを見る機会の方が、
日本のニュース番組で見る機会よりも断然多かったからそう思うのかもしれません。

そんな時に必ずブラジル人たちの口に上るのが「ISHIHARA」という名前です。
もちろん日本のケネディ家(は言いすぎ?)の長、石原慎太郎東京都知事です。
最初は彼らが「イシハラはこの人?」と訊ねあっている様子を、
「東京都知事ともなると、地方に住む外国人にも有名なんだなぁ」
くらいに思っていたのですが、ある時こんなことを聞かれました。

「イシハラは外国人が嫌いなのに、どうしてトウキョウでオリンピックを開催したいのか?
オリンピックを開けばイシハラの嫌いな外国人がたくさん来るのに」

彼らには
「すべてのガイコクジンが嫌いなイシハラ都知事」
としてインプットされているようです。

日本人(という定義を厳密にすれば語弊はあるかもしれませんが)であれば、
これは大きな誤解であることに気が付くと思いますが、
定住外国人から見ると(もちろん全てではありませんが)こんな風に映ることもあるのだと
情報伝達の難しさを実感しました。

この時、私は彼らに正しい情報を伝えられるか自信がなく、
「そんなことはないのだが説明が難しい」とちょっと逃げ腰の言い訳をしてしまいました。
自分の意見を持つことの重要性や、それをアウトプットすることの必要性を
彼らといると強く感じます。

そんなわけでまだまだ今日も勉強中です。