株式会社アンサーノックス

2010.11.17
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ノーベル平和賞がもたらすもの

先日ペルー出身の方がノーベル文学賞を受賞したという記事を書きました。
そして、ノーベル平和賞は中国の劉暁波さんが受賞したのですが、
ご存知の通り劉さんは民主化運動に関わり投獄中、
中国政府も劉さんの受賞を喜んではいないようです。
ですが、私の出会う中国人たちは皆、「中国人初のノーベル賞受賞」を喜んでいますし、
誇りに思っています。
「やっぱり嬉しい、中国人やった!と思った」
「(投獄中の劉さんが受賞したことは)アメリカのいたずらだと思う」
「中国人としては嬉しいけど、世界から受賞されるような人を
 投獄している政府というのは恥ずかしい」
「言論の自由がもっと進むと思う」
「嬉しいけど天安門事件を思い出すと怖い」
といろいろな意見を聞くことが出来ました。
全員に共通しているのは今よりも良い未来を望み、今よりも良い未来を信じていることです。

メディアで想像する中国と私が日々感ずる中国はちょっと違っています。
特にこの後何年かを日本で過ごしてから中国に帰る留学生たちと過ごしていると、
将来の日中関係が楽しみになったりもします。
5年後、10年後、50年後の各国との関係の発展に少しでも関わる仕事が出来たら本望です。